採用情報

品設計や生産ラインの構築に対し、
徹底した品質管理と保証を。
すべては最高の品質を実現するため。

品質保証部 品質保証室
  • 2014年入社
  • 文学部 日本文化学科 卒

産開始前に、潜在的な不適合要因を
どれだけ特定できるか、が腕の見せどころ。

品質保証部は、製造工程を構築する際に、高品質の製品を長期安定的に製造できる工程設計が成されているか否かを調べ上げ、必要に応じて改善を提案します。また、既に稼働中の製造工程を定期的にチェックし、品質を向上させる提案を行います。更には、製品の設計段階から形状や材料などの検討にも加わり、仕入先の部品メーカに赴いての品質チェックにも取り組んでいます。品質保証部では、実際に製品や工程の設計・生産を行うことはありませんが、それら一連の作業に対し、問題の有無を細かくチェックし、発見された問題が、例え小さなものであっても、大きな不具合の元凶となる恐れがあるので、徹底的に解決していきます。高品質なモノづくりを誰よりも追い求める。それが私たち品質保証部メンバー共通の想いなのです。
私の現在の主な担当は、初期流動管理です。例えば新製品の開発や製造工程の変更に際し、製造の準備から量産までの間に実施すべき作業を、各部署と連携して推進させていきます。続いて、これらのチェックや評価を行います。量産開始の前に、潜在的な不適合を特定し、解決に導くことは、まさに腕の見せどころ。不良品の発生や諸々の異常を未然に食い止めることは、安定的に高品質の製品を製造するに不可欠です。

質保証部だけでは、
高品質の製品製造は叶わない。
各部署とのチームワークが必要。

品質保証部の仕事は、自分たちで完結することはほとんどなく、各部署とのチームワークが必要な事ばかり。例えば生産技術部が設計した工程の中で、作業者がハンドで行う工程には、ヒューマンエラーを防ぐために可能な限り設備を投入することを工程設計の担当に推奨します。当然、工程設計の担当にも考えがあって、例えば、設備投資費用を抑制するため、敢えてハンド作業を設定することもあり、これもまた合理的な考えなのです。時には、この様な相反する事項のバランスを確保するために、様々な提案および議論を行います。
また、生産技術開発部で考えられた新しい加工技術が量産工程に投入される際は、従前と変わらぬ高品質を維持できる仕組みの有無等を徹底的に議論し、問題点が発見されれば、共に対策を考えます。

事もなく製品が
完成していく様子を見て、
やっと胸を撫で下ろすことができる。

どの部署の皆さんも、知見とノウハウを駆使して仕事に取り組まれていますが、最終的には一元的に品質を管理、保証する必要があるのです。これを怠ると、高品質の製品製造が叶いません。時には他部署との議論が沸騰し、調整が長引くこともあります。その様な経過を経つつ、納得できる工程や技術が完成し、量産に漕ぎ着けた時は、達成感で満たされます。そして、何事も無く製品が製造される様子を確認できた時、ここで初めて胸を撫で下ろすことが出来るのです。

分の仕事の先にある存在に意識を向け、
品質の確保の重大性を肝に命じる。

新しい製造工程の立上げには、事前に、社内の重要な会議にて、その構想の全容を報告します。完璧な製品を製造できる工程であることの確信を得なければ、当然、立上げへの承認は取得できませんので、私は事前に関係部署と、その工程が様々な要求事項を満たしているか否かの議論を徹底的に行います。私が参画した、とある製品の立上げでは、私は事前の見立てで「おそらく大丈夫」と判断し、会議に臨みました。すると、会議の参加者から、とある品質に関わる事項に付いて、異議が呈されました。この異議は、まさに正当なもので、この時、私は自身の見立ての至らなさを悔いました。品質を追求していくことを使命とする私が、品質の落とし穴を見抜けなかったことは痛恨の極みです。この苦い思いを教訓に、以降の仕事では「絶対に大丈夫」を心掛ける事としました。
私たちがつくる製品は、カーエアコンの関連部品。良品が提供できなければ、エアコンが効かなくなり、クルマの快適性能を損ないます。そうなると、お客様であるオーナー、カーメーカ他の皆様に、多大なご迷惑をお掛けすることになります。今一度、自分の仕事の先にある「お客様の存在」に意識を向け、高品質を確保することの重要性を肝に命じたいと考えています。
今後の目標

海外とのやりとりが増えた今、
語学力の向上が急務。

最近、私は海外での製造準備への参画機会が増えており、海外拠点の品質保証担当との協同業務を行っています。その際に、言語の壁にひと苦労。こちらの意向を伝え切ることが出来ず、歯痒い思いをすることもしばしば有りますので、語学力を鍛えたいと考えています。グローバルに事業を展開する当社およびデンソーグループで、世界中の皆さんと仕事ができるチャンスがあるからには、その期待に応えたい。だからこそ、語学力の向上が、今の自分に取り、大きな課題と言えます。

1日のスケジュール

07:30出社

海外拠点との会議のため、
早めの出勤。

08:00会議

北米拠点とテレビ会議。
議題は海外拠点の
初期流動管理について。

09:00議事録作成

会議の議事録を作成。

09:30打ち合わせ

部品メーカとの打合せ。
部品メーカの工程変更について
進捗を確認。

11:00会議

新製品の生産日程会議と、
その立ち上げ日程の調整会議。

12:00昼食

食堂で昼食。

13:00議事録作成

午前中の議事録の残りを作成。

14:00点検

生産工程が変更される箇所について、
生産技術部や製造部と合同で点検。

15:00資料作成

翌週の会議資料の作成。

17:35退勤

翌日のスケジュールを確認して退勤。

キャリアステップ

1年目

入社。
品質保証部品質保証室に配属が決まり、
顧客クレームの対応、
ろう付技術の改善業務を行う。

4年目

初期流動管理を担当し、
国内外の新製品立ち上げ、
製造工程の変更管理業務を行う。