製品・設備・技術

専門メーカならではの技術力。
確かなノウハウが支える高品質。

日々進化する自動車テクノロジー。耐久性やコンパクト性をはじめ、海外では過酷な環境下で使用されることもあるため、自動車部品には高度な品質・性能が求められます。当社は専門メーカならではの様々な技術ノウハウを発揮し、エンドユーザーまで含めた満足度を高めることで、こうした要求に応えています。また、クルマの構造に適合した製品設計から製造・品質保証までの一貫した生産体制で安定した品質を維持しています。当社の扱うカーエアコン用ホース・配管などは、コンパクトカーから大型車まで、数多くの車種に使用されています。そのためクルマの構造に合わせた多彩な製品をラインアップしています。

品紹介

新製品紹介

当社は自動車のエアコン部品を開発・製造しております。
【ヒートポンプシステム用モジュール・ホース・配管(SCX/SHP/SLC 等)・新クイックジョイント 等】

カーエアコン用の動力をアップすることなく冷房性能を向上させることができる2重管式内部熱交換器(SCX)※を紹介します。SCXは、従来2本の冷媒用配管を1本の2重管にして、管内を流れる冷媒の温度差を利用して熱交換させるという新しい発想で作りました。内管を低温のガス冷媒が流れ、外管との隙間を高温の液冷媒が流れます。大きな特長は、内管に独自のらせん溝をつけることで熱を効率良く伝え、40cmの短い長さで所定の熱交換を得られるようにしたことです。本製品は株式会社デンソーと共同で開発しました。

※SCX : Sub-Cool Accelerator(x)

製造工程

当社は製品設計から製造そして出荷までの一貫生産体制を整えています。これにより生産効率を高めると同時に、
各工程での品質チェックを可能としたため、高品質の製品を安定的に供給できます。

切断
パイプ状アルミ合金およびホースなどの材料を、一定の長さに切断する。
管端成形
切断面を製品種類に合わせて、加工成形する。
曲げ
車の構造に合わせて曲げ加工する。
ろう付け
部品を組み合わせ、バーナーで密封接合固定する。
かしめ
プレス加圧でパイプと部品を接合する。
気密検査
ヘリウムなどを使い、製品から漏れがないかを検査する。
組付
必要なパーツを組み付けユニット化する。
検査
製品として出荷が可能かどうかを厳しくチェックする。
切断
パイプ状アルミ合金およびホースなどの材料を、一定の長さに切断する。
菅端成形
切断面を製品種類に合わせて、加工成形する。
曲げ
車の構造に合わせて曲げ加工を施す。
ろう付け
部品を組み合わせ、バーナーで密封接合固定する。
かしめ
プレス加圧でパイプと部品を接合する。
気密検査
ヘリウムなどを使い、製品から漏れがないかを検査する。
組付
必要なパーツを組み付けユニット化する。
検査
製品として出荷が可能かどうかを厳しくチェックする。

産技術

設備機器

多品種の製品を安定的に生産するために、設備機器の役割は大きなウェイトを占めます。当社は専門メーカとしてオリジナル設備を多数導入することで、お客様ニーズに対応しています。
配管の複雑な形状を形づくる曲げや管端成形などの微妙な加工も高精度に実現。各製造工程がオートメーション化されているので、不良品の発生も極めて低く、品質の安定にも大きな成果を上げています。

  • 曲げ加工の専用機器。複数の機械が生産効率を高め、ディスプレイ(上)で生産実績、不良率も把握できます。
  • 管端成形用自動設備
技術開発

技術部門は、製品そのものを設計する業務と量産準備などの工程設計全般の業務を担当します。
製品設計は、クルマの構造図面をもとに、製品の効率的なレイアウトから形状、材質に至るまで、細部にわたって製品仕様を検討します。そしてコンピュータによる設計、試作品による様々なテストを経て、製品として認められます。
工程設計は、製品を安定的に生産するための効率性、コストなどを重視し、確実な製品づくりへと導きます。

確かな管理と技術開発で
信頼確保に努める。

製品の品質管理は、企業の信頼に関わる重要な業務です。
当社では、常に品質を安定させるための各工程での厳しいチェックと、検査機器での確実かつ高度な検査を実施することで、製品の信頼性を保っています。
また、品質を、よりハイレベルにするために、一体成形など技術開発を行ったり、製造工程の効率化などにも常に挑戦しています。

質管理

解析力と品質保証

X線透過検査装置の導入。
製品の品質レベルを解析し安全で高品質製品の提供を保証します。またCT機能を活用し3D画像、3D計測など高度な解析力を持ち、品質・技術競争力の向上に挑戦しています。
※CT:コンピュータ断層撮影法

CT機能を搭載したX線透過検査装置

製品に見る品質管理

現在、量産中の製品についても絶えず見直しを行い、製品の品質向上と生産効率を高めています。